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AIジジイの囁き

AIジジイの日々の想いや感じたことを囁き綴る、ゆる~いブログです

 

GO TO INDIA -No,37 インド編 (マドラス)-


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私が旅に出た頃は "マドラス" と呼ばれていた都市
今では "チェンナイ" と名前が変わっている

その時の私は、まだまだ旅を続けるつもりでいたのだが
実際はこのマドラスに付いた時点で私の旅は半分以上が過ぎていた

長期で旅を続けている時の最大の敵は
悪い人間や旅の資金の欠如と言う物理的な物では無く
(事件に巻き込まれたり、お金が無くなるとその時点で旅は終了となるが…)
自分自身の旅に対する気力・思いの減少、欠落だと思う
1度プリーで山場を迎えた私は、マドラスに付いた時に
気力の減退を感じていた
そして、体力も確実に低下していた
空港内で朝を待っている時に "何だか体が思うようにならないな"
なんて考える事が暫しあった
そんな事で、マドラス初日は少し良いホテルに泊まる事にした
とは言っても貧乏旅行、超高級ホテルには泊まれるはずも無かった

空港のインフォメーションでホテル事情を聞き
私が宿泊できるギリギリの良いホテルを教えてもらい
タクシーでそのホテルへと向かった

流石にそのホテルは今までの安ホテルとは違い
入り口前にはドア係が居て、ロビーも広くレセプションカウンターも立派だった
バックパック一つしか荷物が無く、薄汚れたシャツとジーパン姿の私は
そのホテル内の光景に少し怖気づき "場違いやな" と心の中で呟いた

従業員に部屋へと案内された
部屋は白くて明るく、ベッドもフワフワだった

疲れ切っていた私は、シャワールームへと向かった
有り難い事にそこにはバスタブが備え付けられており
そこへお湯を流し入れた
バスタブにお湯がたまるまでの間に、隣の洗面台で洗濯をする事にした
Tシャツ、下着を洗濯し、靴下を洗剤を混ぜた水に漬け置いた

丁度、バスタブにお湯が溜まったので靴下をそのままにし
湯の中に体を沈めた
固かった筋肉が緩んでき、血液の流れが良くなる
疲れ切っていた体が解されていった

暫し湯の中で呆然としていた私だったが、唐突に体の表面が
"ピリッ、ピリッ" と沁みる痛みを感じた
『なっ、なんだ?』 思わず声を出してしまった
インドの太陽下で日焼けはしていたが、今まで水・お湯が沁みた事は無かった
"今までシャワーしかしなかったから、久々の湯船が沁みるのか?"
イマイチ釈然としなかったが、肌の痛みが治まらなかったので
名残惜しくも湯船からあがった

備え付けのバスタオルで体から水分を拭き取ると
肌の痛みは和らぎ、やがて無くなった

"やっぱり、久々の湯船があかんかったか" と一人納得をし
漬け置きしていた靴下を見に行った
洗剤で白く濁った水の中から靴下を取り出した、するとそこには
茶色く染めあがった靴下が出てきた
"????????"
目の前の靴下の意味が理解できず、茶色く染まった靴下を握り凝視しながら
考えを巡らせた
"もしかしたら、水が悪いのか?" "しかし、このホテルでそんな事が有り得るのか?"
"湯船につかったら、肌が痛くなったし、やっぱり水が悪いのか?"
色々と考えてみたが疑問は埋まらなかった
そこで私は蛇口を捻り水を出し、備え付けのガラスコップに水を汲んだ
『うわっ! 向うが見えへん!』
水の入ったガラスコップ側面を見た瞬間私は思わず声を上げた
向う側がぼやけて見えない、薄く濁った水が普通は透けて見える向う側をぼかしていた
私はこの事実に驚愕し、暫し呆然とした

後日知ったのだが、ここマドラスは水事情が悪く
インド国内でも、水質の悪さで有名と言う事だった
"水道水は絶対に飲むな" と言うのがマドラスでは常識と言う事だった
(ただ、20数年前の話なので現在は改善されていると私は信じている)

旅を続けていると、気力が萎える事が暫しある
今回のマドラスでの "洗濯茶色事件" は大いに私の気力を萎えさせた
              (BGM:IRON MAIDEN:Moonchild)
----(本日の写真)----
インディア296補正B
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