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AIジジイの囁き

AIジジイの日々の想いや感じたことを囁き綴る、ゆる~いブログです

 

GO TO INDIA -No,31 インド編 (プリー6)-


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ここプリーでは、電力事情により
毎日夕方5時から7時位の間に、約30分程
"停電" になります

最近では、震災後に "計画停電" 等が
日本でも実施されたりしましたが
私がこの年までになる、数十年の間に
"停電" になった事は殆どありませんでした
なので、ここプリーでの "停電" 体験は
人生初みたいなものでした

計画停電の様な、何日の何時に停電しますと言う
告知なんかありませんので
道を歩いていたり、食事をしていたり
色々な営みを行っている時に突然暗闇が訪れます
停電の直後は、本当に目隠しされた様な暗闇で
身動き一つとれません
暫くすると "ブルーン! ドドドドドー" と
発電機の音が響き、家から漏れる薄明かりが
暗闇から解放してくれます

そんな停電が定期的に訪れるプリーのある日の夕暮の事

私が宿泊しているホテルから、市場方面に暫く歩くと
左手に橋があります
そこを渡り少し進むと、インドでは珍しい
"焼き立てパン" を買うことが出来る "ベーカリー" があるのです
私はパン好きで、よくそのベーカリーにはお世話になりました

その日もパンを買う為に、そのベーカリーへと赴きました
日は沈みかけ、道端の街灯が薄明るい光で道をてらしています
暫く歩くと、左手に橋が見えてきました
その橋は、橋と言うよりも、欄干も付いていない大きな板と言う感じで
渡る時には、落ちない様に注意して渡らなければなりません
また、橋が架かっている小さな川は、匂いこそしないものの
水は濁っていてあまり綺麗な感じがしなかったのも
落ちたくないと言う気持ちに拍車をかけていました
ただ、川幅は3m位なので、その恐怖も一瞬でした

そんな橋を渡る時の、唯一の楽しみは
橋の横に生えている、そんなに背丈は高く無いのですが
葉の量が豊富な木に、夕暮れのオレンジ色の光が当たり
緑の葉がオレンジ色に染められる様を観る事です
しかし、その日は少し時間が遅かったので
葉の色は、夜になる前の紫をしていました

さて、橋を渡ろうとした時、突然私の周りは暗闇に包まれたのでした
そう、唐突に停電がやってきたのです
"ヤバイ" 脳裏にこの言葉が浮かびました
完全に夜にはなっていなかったのですが、橋を渡るには
少し光の量が足りません
この状態で橋を渡るのは危険と感じた私は、自家発電で
家々に光がともるのを、その場でまつことにしました

暗闇の中、何もせず待っている、こんなに退屈な事はありません
時間の経過も物凄くゆっくりです

そん中、小さな光が視界の中に突然入ってきました
"んっ!? 何だ?"
その光の方に目をやると、そこは橋の横に立っている木の辺りでした
そこに、点の様な小さな光が輝いていました
すると、"ポッ" "ポッ" "ポッ" とその小さな光が
瞬く間に、複数輝き出したのです
そして一瞬のうちに、その木全体に小さな光が広がっていったのです

小さな光は、ずっと輝いているのではなく、輝いたり消えたりと
クリスマスツリーのイルミネーションの様に、瞬いていました
あまりの幻想的な風景に、私は見入ってしまいました
すると小さな輝きの一つが、"パッ" とその木から飛び出したのです
なんと、その小さな光は "ホタル" による輝きでした

光の色は一色ですが、そこにあるのは
まさしく "季節外れの、ホタルのクリスマスツリー" でした

自然が織りなす、素晴らしい風景に魅了され
その場を動く事が出来ない私の耳に
"ブルーン! ドドドドドー" と発電機の音が聞こえてき
窓ガラスから明かりが漏れ始めました
暗闇が薄明かりに包まれだすと
ホタルのクリスマスツリーの輝きが薄らいでいき
やがて、薄明かりと同化してしまいました

幻想的な風景の消失を惜しみながら
薄明るくなった、橋を渡り
ノスタルジックな気持ちを抱えながら
焼き立てパンを買いに行きました
       (BGM:JUDAS PRIEST:Heading Out To The Highway)
----(本日の写真)----
インディア208補正
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